はじめに・・・ 「気(木)」の家つくり
 

皆さんは、住んでいる町で「元気ですか?」とか「ご病気でいらしたんですか?」とか、
たまに町角で訪ねられたことがありますでしょうか?
日本の場合、その地に根づいて近所付き合いも何年か経ってくれば聞かれると思いますが、なかなかすぐにはそのように気持ちが伝わる関係にはなれませんね。
 
今や21世紀となり、「自然」「環境」「健康」等の言葉が語られる時代は終わり、皆さんがそれらを維持し、守ることを実行している世紀になってきました。
皆が、健康で元気に家族ともに仲良く過ごせる暮らしはみんなが望む姿であると思います。
そのように過していけるような「住まい」が望んで、創れるとすれば皆さんは挑戦してみたいと、そして、自らの人生をもって経験してみたいと思いませんか?

 「住まい」には必ずその「家族」の歴史が刻まれていくものです。それは「家」の歴史になり、それはやがて「家系」となり継承されていくわけです。なん人も家族がバラバラになってしまうような家は望まないでしょう・・・。

 当初は単なる「家」も人が棲むことで『気』の流れを生じ、単なるシェルターではなくなり、様々な「家」の影響とそこに棲む人達との相互作用が現れるようになる感じがなんとなくお分かりいただけるでしょうか?
 これからお話しする内容は人の気持ちが伝わるような日本の町中で過ごしていくにはどうすればよりよい「住まい」を建てることができるか?
あるいはもう既に建ってしまっている「家」をどうすれば代々継承していけるようになるか?!をお話の中で見出していただければと思っております。

ではよりよい「気(木)の家つくり」を願って・・・

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